占いに興味を持ち始めたばかりという方の場合、いきなりプロに占って貰うのはちょっとハードルが高く感じてしまうかもしれませんね。
しかし占いの中には、花びらをちぎってYes・Noを占う「花占い」のように、自分で簡単に出来るものもあります。この様な占いはゲーム感覚で気軽に行っても良いですし、誰にも知られずこっそりと占いたい時にもピッタリです。
今回は、誰でも自分で出来る簡単な占いを4つご紹介します。占いに使うアイテムも簡単に手に入るものばかりですから、是非お試し下さい。
占いの得意分野・不得意分野とは?
占いは基本的に、過去のデータや、占い師個人の経験を元にした『統計学』により、運命や運勢、未来を占っています。
しかし、『占い』とひとくくりにして、1つの占術でなんでも占えるわけではありません。
人と同じで、それぞれの占術によって、『得意』と、『不得意』があります。
たとえば、『片思い中の彼がいるんだけど、私のこと、どう思ってるんだろう・・・』という悩みを持っていたとします。
この場合、あなたなら、どんな占いを選びますか?
少なくとも、12星座占いで『占ってみよう! 』とは思わず、タロット占いや、霊感係の占いを選ぶのではないでしょうか?
それは、星座占いでは、人それぞれの運命の流れや、性格、恋愛傾向などは占えても、そのときの状況や気持ちは占えないと、なんとなく理解しているからに他なりません。
逆に、タロットなどは、基本的に『近い過去』から始まる、約半年ほどの『近い未来』の流れを占うことができ、自分や相手の心理状態を知ることに向いています。
これが、いわゆる『占いの得意分野・不得意分野』といわれるものです。
良い占い師さんであれば、相談者の悩みを聞いた時点で、自分の占いに不向きであれば、キチンとそれを伝え、別の占術をすすめてくれるのですが、当然、自分への相談者(お客様)ですから、無理矢理にでも占ってしまう人もいます。
それではせっかく占ってもらっても、当然、あなたが欲しい答えは得られません。
占いは大まかに、命(めい)、卜(ぼく)、相(そう)、霊(れい)の4種類に分けることができ、占ってもらう前に、あなたの悩みに合わせた『占いの種類と方法を選ぶ』ことが大切です。
【占いで用意するもの】
- トランプ(ジョーカーを除く52枚)
【占いの方法】
- カードをしっかりとシャッフルします。相性占いならば、占いたい2人のフルネームの文字数だけシャッフルしましょう。それ以外は、占いたい事を頭に浮かべてシャッフルします。
- カードを裏向きに1枚ずつ置いていき、全部で7段のピラミッドを作ります。1段目は1枚、2段目は2枚、3段目は3枚、と段が下になるごとに1枚ずつ増えるようにして下さい。カードの置き方は左から右へ。上の段にあるカードの、下の角に重なるように置きます。
例:1段目に置いたカードの左下角の上に、2段目の左側に置いたカードの右上角が重なるように。1段目カード右下角の上に、2段目右カードの左上角が重なるように置きます。 - 7段目の7枚まで置いたら、残りのカードは山札にして裏向きに置きます。
- 7段目の7枚を全て表に返し、2枚合わせて「13」になるカードを取り除いて下さい。「K」のカードは1枚で13になるので、1枚でも取り除けます。
- 13にならないカードがあった場合は、山札の1番上から1枚ずつめくっていきます。そのカードと合わせて13になる時は取り除いて下さい。
- 6段目では、下段のカードが取り除かれ、下の角にカードがかかっていないカードを表に返します。表になっている他のカードと組み合わせて13になった場合は取り除いて下さい。これを5段目以降も繰り返します。
- 山札にしたカードを全て使い終わるか、1段目のカードが表になった時点で占いは終了です。
- 7の時点で山札以外のカードがどのくらい残っているかによって、占いたい事柄にどの程度障害があるかが分かります。残った数が少ないほど障害が少なく、上手くいく可能性が高い、ということですね。山札にあるカードは、めくった結果表になっているカードと組み合わせて13にならなかった場合「使用済み」になります。山札には戻さないで下さいね。最も良い結果は、1段目のカードも山札のカードと合わせて13になり、ピラミッドにあるカードが全て取り除かれた状態です。その次が、1段目のカードが1枚だけ残った場合になります。
2段目以下のカードが残っているのに、山札のカードを使い切った場合も、ピラミッドに残っているカードの枚数が占った事に対する障害の多さを表します。例えば恋占いならば、ライバル等2人の恋を邪魔する存在や要素の多さを知ることが出来ますよ。
タロット占い
大アルカナ22枚と、小アルカナ56枚、全部で78枚のカードで占います。
基本的には、占術の際に偶然出てきたカードが、相談者に対して何かしらの意味を持つものであると考え、相談者の悩みに応じてリーディングしていく占いです。
占者のインスピレーションや、リーディング力によって、的中率が大きく左右されます。
『得意分野』
・ 近い過去から近い未来への流れを見る
・ 現在の自分や相手の立場、状況、協力者の有無、心理状態を知る
・ 現状を維持するのが良いか、別の選択をした場合はどうなるのかなど、可能性を探る『不得意分野』
・ 短い期間の占いに適しているので、将来など遠い未来には向かない
・ 結果の可否など、確実な断定を求めることはできないトランプを時計盤のように配置!ラッキータイムが分かる占い
時計盤のようにトランプを配置・めくっていくことで、ラッキーな時間帯が分かる占いです。
【占いで用意するもの】
- トランプ(ジョーカーを除く52枚)
【占いの方法】
- カードを良くシャッフルします。特定のことに関するラッキータイムを占いたい場合は、シャッフルしながら強く念じて下さい。
- 時計の文字盤のように、1時の位置から12時の位置まで、順番にカードを裏にして置きます。最後に中心に13枚目を置き、それを4周行います。
- 全てのカードを配置し終えたら、中心のカードの山にある1番上のカードをめくり表にして下さい。
- めくったカードの数を確認したら、それと同じ数字の位置に置いてあるカードの山の一番下に、そのカードを表向きに差し込みます。
例:「5」が出た時は5時の位置にあるカードの山の一番下に、表向きに差し込みます。「13」が出た時は、中央のカードの山に表向きに差し込みましょう。 - 差し込んだ山の一番上のカードをめくり、4と同じ手順を繰り返します。
- 4〜5の手順を繰り返し、中央のカードの山が全て表向きになった時点で占いは終了です。
カードの山の1番上が表向きになっている位置がラッキーな時間帯ということになります。
【占いのポイント】
占いの結果、1〜12時のどれかが分かった場合は午前・午後の両方ラッキーと判断してOKです。
占い終了時に、中央以外どこのカードの山も表になっていないケースもあるかもしれません。その場合は、今動いてもあまり良い結果には繋がらない可能性が高い、と言うことです。可能であれば延期することも視野に入れた方が良いでしょう。
易占い(周易、断易など)
中国で生まれた易は、乾、坤、離、坎、震、兌、巽、艮の八卦を組み合わせた、六十四卦で占います。
筮竹(ぜいちく)、コイン、サイコロなどを使用し、六十四卦を作り、さまざまな占事に対応して、吉凶を即時明確に示す、質問の仕方しだいでは万能ともいえる占いです。
『得意分野』
・ 現在の状況や、状態をハッキリさせる
・ 決断に迫られたとき、是非を問われたとき、方向性を決める
・ 最善の選択枝や対策を探る『不得意分野』
・ 人の一生など、長期にわたる運勢を占う(梅花心易(ばいかしんえき)などは、長期の占いも可能です)その他、卜術の占い
おみくじ、辻占、あみだくじ、六壬神課(りくじんしんか)、ジオマンシー、ダウジング、ルーン占い、水晶占い など
まとめ
今回は、どなたでも出来る簡単な占いをご紹介しました。使用するアイテムは身近にあるものばかりですから、是非気軽に行ってみて下さい。暇な時にゲーム感覚で行ってみるのも良いですね。
ちょっとした空き時間にでも出来るものが多いですから中々プロに占って貰う時間が無いという方にもおすすめですよ。


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